現地ガイドを雇う
2018年9月末にタイ北部にある、ミャンマーと国境を接する県、メーホンソンを旅しました。
このメーホンソンを含むタイ北部には、カレン族、リス族、ラフ族等の山岳民族が多く暮らしている場所です。
今回は、バンコクから飛行機でメーホンソンに到着したのですが、メーホンソンの山の中を飛行中に窓から見えた、山の中の村はいったいどんななんだろう?という好奇心から、是非、山岳民族がクラス村を訪れてみたいと思いました。
メーホンソンの町では、事前に予約していブーンディー・ハウスというゲストハウスに宿泊しました。
この宿のオーナーに、山岳民族の村に連れて行ってくれる地元のガイドを紹介してもらいました。
ガイドが、「私がどういうところに行きたいのか」を、聞きたいということでしたので、ゲストハウスまで来てもらいました。
私が興味があるのが、山岳民族の村の様子、どうやって食料を作っているのか、また、手工芸品などを作っているところを見てみたいと希望を伝えました。
このとき、ガイド料金とそれに含まれるもの、含まれないものなどを確認しました。
ガイド料は 2,500バーツ(約9,000円程)で、この金額に含まれないものは、国立公園の入場料:800バーツがあるが、早朝だと、係員がいないので、払う必要がない場合が多いとのことでした。
車のガソリン代や昼食はガイド料金に含まれて、山岳民族の村では、村に住む人をガイドとして雇うのでその費用も、今回のガイド料に含まれるということでした。昼食はガイドが調達する弁当になるので、アレルギーの有無を聞かれました。
ガイドのお名前は Ten さん、カレン族のタイ人で、母語はカレン語ですが、タイ語はもちろんのこと、英語も流暢に話せるので、コミュニケーションには問題はありません。
翌朝、8時出発の約束をして事前調査は終わりました。
カレン族のむらへ
翌日、朝8時にゲストハウスを出発しました。彼が用意した車はトヨタの4WDピックアップです。
今回訪問する村はメーホンソンの町から車で1時間程の フアイ・ヒー Huay hee (ห้วยฮี้) というカレン族の村で、カレン族の中でも、白カレン族のグループとのことでした。
メーホンソンを出てしばらくは、舗装道路でしたが、山道を進んでいくと、いつの間にか、未舗装の道になっていました。
雨が降るとぬかるんで、移動するのは大変そうです。
途中、景色の良い所で止まってもらい、写真を撮ったりしながら進んでいきました。
山間に入っていくつかカレン族の村だという村を過ぎて、今回の目的地であるフアイ・ヒー村でコーヒーがいただける、サジュおじさんの家についれていってもらいました。
このサジュおじさんが、カレン族の村のガイドです。彼の家では、家の周りでコーヒーを栽培していました。プランテーションのような大規模なものではなく、自宅の周りに10数本のコーヒーの木を植えて、自分たちで飲む分と、たまに来る旅人に振る舞う分程度を生産しているということでした。
コーヒーを頂いた後は、サジュおじさんの畑を案内してもらいました。
村のハズレの細道を入っていった斜面のところを開梱して、棚田をつくり、稲を植えていました。
田んぼの周りでは、芋、唐辛子、バナナ、みかんといった果物なども植えていました。
棚田を見学した後は、今度は、急斜面を開墾して、別の種類の稲を植えている畑を見学しました。
ここでも、稲の隙間に、唐辛子、別の種類の芋類、ハーブ草など、多種にわたる農作物を栽培していました。
畑を見学した場所で、昼食を取ることにしました。
ちょっとした休息所で、お湯をわかし、持ってきた弁当と、近くで撮ってきた野菜を茹でた昼食となりました。
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