境内に入るまで
宿からタクシーで「シュエダゴォン・パヤーまでお願い!」と、言うと、タクシー運ちゃんは西口の入口に連れて行ってくれました。
西側の入り口に着くと、白い大理石の階段から靴、靴下を脱いで裸足にならなければなりません。
階段を登り中に入り、奥に進んでゆくと、エスカレーターがあります。側の階段を登ることもできますが、みな、エスカレーターを利用していました。
私も、エスカレーターにのりましたが、裸足でエスカレーターに乗るのは初めてです。素足を、羽板のような金属の台に乗るのは、とてつも異様な感じでした。特に、乗る時、降りる時に、金属の間に足が挟まれたら大変だろうなぁ~と、緊張しました。
最後のエスカレーターに乗るところでは、リュックサックなどの持ち物をX線で検査する保安検査もありました。
最上部につくと、ようやくシュエッダゴォン・パヤーの境内に到着します。
外国人の旅行者は、ここで入場料を支払います。最新のガイドブック(ただし、情報は1年程前)では 9,000チャットと記載されていましたが、2018年2月の時点では 10,000 チャットに値上がりしていました。
入場料を払うと、胸にシールを貼ってくれます。
黄金に輝くシュエッダゴォン・パヤー
黄金に輝くシュエッダゴォン・パヤーの仏舎利塔は、とても美しかったです。
これを見るだけでも、ここに来る理由となります。
ガイドブックによれば、シュエッダゴォン・パヤーの仏舎利塔の概要は次のとおりです。
高さは 99.4m、基底部の周囲は 433m 、使われている金箔の数 8688枚 といわれています。
等の最長部には 76カラットのダイヤモンドを始め、総計 5451個のダイヤモンドと1383個のルビー、他にもヒスイ等の宝石が散りばめられており、これらは、信仰熱心なミャンマーの人たちの寄進によるものだそうです。
シュエッダゴォン・パヤーの誕生曜日
シュエッダゴォン・パヤーの仏舎利塔の周りには、ミャンマーの伝統暦で、ミャンマーの人々にとっては欠かすことのできない、「八曜日」ごとの祭壇がおかれ、自分の誕生曜日の祭壇で熱心に祈りを捧げている人々を見ることができます。
ちなみに、一週間は七日で、月曜日から日曜日まで七曜日しかありませんが、水曜日は、午前、午後の2つに別れており、全部で八曜日となっています。
タイでも誕生曜日の慣習があり、タイ人であれば、自分の生まれた曜日は知っており、曜日ごとの性格が占いの対象になっていたりしますが、水曜日を午前・午後に分けるということは、聞いたことがありませんでした。
月曜日
月曜日は東の方角です。象徴となる動物はトラです。
真東の方向には「ルビーの眼の仏像」や「カクタン仏」を祀る場所があり、その左右2ヶ所に祭壇があります。
台座の下に、黄金に輝くトラがいます。
火曜日
火曜日の方角は南東になり、象徴する動物は、ライオンです。
水曜日:午前
水曜日・午前の方角は南、象徴する動物は、牙のあるゾウです。
シュエッダゴォン・パヤーでは南の方向にゴーナゴォン仏を祀る建物があり、そのため、その建物の左右2ヶ所に水曜日・午前の祭壇が設けられています。
水曜日:午後
水曜日・午前の方角は北西、象徴する動物は、牙のないゾウです。
木曜日
木曜日の方角は西になり、象徴する動物は、ネズミです。
金曜日
金曜日の方角は北になり、象徴する動物は、モグラになります。
シュエッダゴォン・パヤーで、写真を撮りわすれてしまいました。
土曜日
土曜日の方角は南西です。象徴する動物は、ミャンマーで「ナーガ」と呼ばれる日本で言う「竜」になります。
日曜日
日曜日の方角は北東です。象徴する動物は、トリです。
清掃活動のボランティア
境内の祭壇で、お線香やろうそくをたて、祈りを上げる場所などでは、ボランティア活動で、清掃をしているミャンマーの方を多数見かけました。
美しい女性も清掃していました。
ドネーションボックス
シュエダゴォン・パヤーの境内には、いたるところに寄付を募るドネーション・ボックスが設置されていました。
外国人は、入場料を払いますが、現地の人は無料で入場できます。
多くのミャンマーの人が、ドネーションボックスにお金を入れていました。日本の賽銭箱のような感じでしょうか?
集団で功徳をお願いする御一行
境内を十数人の着飾った人々が列をなして歩いていました。
詳しいことはわかりませんが、家族・新星一同のようで、みんなで、功徳を積むために、祈りを捧げに行くところのようです。
日陰でお弁当を食べる人たち
訪れたのは2月ですが、日中、太陽の光の下はかなり暑いです。
境内では日陰の場所で、涼みながら、一家でお弁当をひろげて、昼食?もしくは、遅い朝食を食べている人たちが、あちらこちらにいました。
「参拝&ピクニック」を楽しんでいるようでした。
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