勤務先にバイトできていたネパールの女の子、Sさんが、所要で1ヶ月ほどネパールに一時帰国するので、是非、我が家に遊びに来て!というのがことの発端で、娘の学校の春休みということもあり、家族でお邪魔することになりました。
カトマンズの大気汚染と山火事の影響で視界不良
カトマンズの空港から車で45分ほど北に向かった所に、今回お邪魔するSさんの実家があります。車で行ける所は、その村の中心部までで、そこから10分ほどは細い道を歩いて登ってゆきます。
家からは、村の中心部を見ることができ、遠くにはカトマンズ市内を見渡すことができるそうです。残念ながら、大気汚染がひどく、たまたま、近くで山火事もあったため、美しいカトマンズの様子を窺い知ることはできませんでした。



ウェルカム軽食・ダルバード
まだ、日の高い夕方にホームステイ先に到着、一服した後、夕食にはまだ早いかなという時間に、ご飯を食べることになりました。Sさん曰く、夕飯ではなく、ウエルカムの食事だとか.. 一人一つの大きな更に数種類の食材が載っている料理をいただきました。







国外に出稼ぎに行く家族
お邪魔したSさんの家族構成は、両親と弟の4人家族ですが、お父さんはマレーシアで警備のお仕事をしていて、弟は、福岡で日本語を勉強しながら、バイトしてお金を稼いでいるとのことでした。
いつもは、ネパールに残ったお母さんが一人でこの家を守っているとのことです。Sさんも同じネパール人と結婚しているので、本来なら旦那さんの実家に帰るのですが、旦那さんの実家はカトマンズから5~6時間かかるところにあるので、今回、私達がお邪魔する間だけ、実家に戻ってきているそうです。
日本ではどの家庭にもある家電が無くても問題ない
この家には、テレビ、クーラー、扇風機、洗濯機、冷蔵庫など、日本ではどの家庭にもあるものが、ありません。しかし、Line や Messenger アプリを利用して、海外で生活している家族とコミュニケーションをとるために、高速なインタネット回線があり、家の中では Wifi が使えました。
昔はテレビがあったそうですが、今はスマホのユーチューブに代わったそうです。かなり標高の高いところなので、いつも涼しく、扇風機、クーラーは必要ないそうです。また、母親一人の生活なので、洗濯物もあまりないので、洗濯機も必要ないと…
「さすがに冷蔵庫はあった方が良いと思うけど?」と、聞いたら。村の売店で、一日で使い切るお肉、野菜を買えば、冷蔵庫も必要ないとのこと。村の売店は年中無休です。たしかにそうですね。
このSさんのお宅は、10年程前のネパールでの大震災で崩れてしまった後、3年前に新しく立て直したそうです。
台所に水回りがない不思議
1Fには、リビングと部屋が3部屋、それにシャワーとトイレが一緒になったバスルームがあります。シャワーは瞬間湯沸かし器が無いため、冷たい水でシャワーを浴びました。日本人にとっては辛いところですが、慣れればどうってこと無いです。
2Fには、台所と、物干し場があります。台所には、プロパンガスが置かれ、ガスを使って調理していました。鍋は圧力鍋を使っていました。
このキッチン、不思議なことに、水回りがありません。飲水用のウォーターサーバーはあるのですが、食材を洗ったり、食器を洗うための、水道が見あたりません。
食器を洗ったり、食材を洗ったり、水を使う作業は、下に降りて、家の外の水道があるところで、行っていました。たまたま、Sさんの家だけが、水回りは外にあるのかと訪ねた所、ネパールではみんなこんな感じだよと、言っていました。ほんとかなぁ~?






カトマンズ市内へ行く
ホームステイ先から、カトマンズの街へ行くには、タクシーを呼んで行くか、バスに乗っていく方法があります。今回は、総勢7名でカトマンズ市内の世界遺産を観光しに行くので、タクシーだと全員乗れないので、バスで行くことになりました。
バスは、Sさんの村まで来ていませんので、一つとなりの村まで、歩いていくことになりました。約20分ほど歩いた先にある、Jagat bus park というバスの終点・起点まで行きます。
途中の景色もすばらしく、段々畑には麦が植えられていました。舗装されている道路ですが、ガードレールはなく、一歩間違えれば落ちてしまうので、注意して歩く必要があります。
隣村のバスの起点には、バスが停まっていましたので、それに乗り込んでしばらくすると、運転手と車掌も乗り込んできて、いざ、カトマンズに向けて出発です。
バスはタクシーと違って、ゆっくり、のろのろの安全運転で、途中から、座りきれないほどの人々が乗り込んできました。市内までは1時間ほどかかり到着。運賃は 45ルピー(約48円)と、1時間のバス旅とすれば、かなりお安いお値段でした。



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