台湾のLCC、V AIR
台湾のトランスアジア航空が設立したLCCということで、現時点では日本国内へは名古屋のみにしか就航していませんが、2016年1月以降大阪、福岡などに就航を予定しているようです。
私達は2016年1月に、タイ、バンコク(ドンムアン空港)から台北まで、この V AIR を利用しました。
予約はこちらの V AIR のホームページから行いました。日本語にも対応しています。ただし、日本語が母国語になっている人には、おかしな表現になっているなと、感じる表現もありました。
今回は、タイへの食料品の買い出しがあったため荷物も多く、子供もいたので、「V ✯✯✯」クラスのチケットを手配しました。
「V ✯✯✯」クラスには、。10kg 手荷の他に、20kg チェックイン荷物/人が無料、さらに、広い座席が指定でき、食事も付いています。
こちらに、座席図がありますが、「V ✯✯✯」プランですと、 Fancy-V、Fast-Vなどの優先席にも追加料金無しで座席指定が可能です。
フライトスケジュールが 10:20発 15:20着ですので、ちょうどお昼時。機内で料理の香りがすると、腹が鳴りそうです。
ドンムアン空港での受付カウンター
宿泊先からドンムアン空港へは、渋滞名物のバンコク市内を横断することになり、バンコク市内の渋滞を予想してかなり早めに宿を出たのですが、早朝過ぎて渋滞もなく、そうとう早い時間に到着してしまいました。さすがに、出発時間の3時間半も前ですので、 V Air の搭乗手続きなどを表示する案内も、サインボードにはありませんでした。
到着案内掲示板には、台湾からバンコクに到着予定の V AIR ZV005便の案内が表示されており、この折り返し便で台北へ飛ぶことになります。
ドンムアン空港では、ここを拠点としている、NOK AIR 航空、Air Asia 航空、Orient Thai 航空などの航空会社のチェクインカウンターは大きなパネルが設置されているので、すぐにわかりますが、1日1便しか利用のない V AIR のチェックインカウンターはあまり目立ちません。
ターミナル1のちょうど中央辺りの 第5カウンターで、熊さんのイラストが書かれたボードをみつけて、チェックイン開始しました。
タイ人の台湾VISAの特例を知らない係員
台湾への入国には、タイ国籍の場合、ビザが必要で、事前にビザの習得が必要になります。
しかし、日本、EU、米国の永住ビザを持つタイ人の場合、事前に台湾イミグレーションのHPで手続きをすれば、書類等を準備しておけば、台湾へのビザ無し入国は可能です。Online Application for R.O.C. (Taiwan) Travel Authorization Certificate
今回も、タイ人の家内はこの制度を利用して、台湾でトランジットをする予定にしています。
しかし、受付のタイ人 V AIR スタッフは、「ビザがないとダメ」とチェックインを進めてくれませんでした。
この特例を説明しても、台湾のイミグレーションに確認をする必要があるので、待ってくれといわれて受け付けてくれませんでした。
V AIR のバンコク-台北 便は2014年12月から就航していますので、すでに1年以上経過して、台湾に行くタイ人の扱いには慣れていると思うのですが、このビザ無しの特例について知らないようでした。
10分以上待たされ、ようやく、上司と思われる方が出てきて、別のカウンターに行って、再度、必要書類、日本の永住権が証明できる登録証等を見せて、ようやくチェックインできました。
荷物は1つずつ載せろ!
今回、預け荷物は、全部で3個。それぞれ15~20Kgで、総量でも60Kには届きません。
手配した「V ✯✯✯」クラスのチケットには、20Kgまで無料、総量60Kgまで追加料金無しで預けられます。
いつものように、荷物を3つまとめて、計量台の上に乗せたら、「荷物は1つずつ載せろ」と、言われました。
1つずつの荷物の重量を記録するようです。
V Air の搭乗券は、ピーチ等のLCCがよく利用している、レシートタイプのペラペラの紙でした。
よくみると、預け荷物が 2PC/38Kg となっていました。
前述したビザの件で、家内のチェックンができないかもしれないことを見越して2つしか処理していませんでした。
いよいよ搭乗
紆余曲折あり、どうにかチェックインを完了し、保安検査、パスポートチェックをして出国しました。
今回の搭乗ゲートは25番。飛行機の発着が間近で見れる一番端っこでした。
V Air の地上係員の女性のユニフォームはスカイブルーに統一されているようです。
予定の搭乗開始時間になっても、なにも始まりませんでしたが、10分ぐらい経過したところで、ようやく搭乗開始。
子供連れや優先搭乗券を持っている人たちから登場してくださいというアナウンスがありましたが、特にチェックをしているわけでもなく、どんどん乗り込んでいきました。
機内にいるアテンダントのユニフォームは、マスコットの熊が描かれた黒のシャツに、瑠璃色のズボンでした。
乗客が全員搭乗して、扉がしまった後、まずはアテンダントの紹介が行われました。ファッションショーのような感じで、名前が呼ばれると、手を振りながら狭い通路を歩いていました。
今回は「V ✯✯✯」クラスのチケットだったので、一番前の幅広い席を事前予約しましたが、前方4列ほどは、予約するのに別料金がかかるため、その席に座る人は一人もいませんでした。
機内食も注文できます。オリジナルワインも販売していました。メニューには日本語もありました。
今回はPork Chop with Rice (ハイコー飯)を注文した所、マスコットの熊が描かれたどら焼きのようなお菓子もでてきました。どら焼きのような小豆のアンコではなく、甘いクリームがはさまれていました。
他のLCC同様に、機内にはマルチメディア端末などはありませんでした。着陸時以外は、機内モードにしておけば、スマホが使えました。
あと30分で到着するというタイミングで、これまで、居眠りをしていた、通路を挟んだ隣の席に座っていた台湾の人が、アテンダントに飲み物を注文しようとした所、「これから降下するので、販売はすでに終了した」というようなことを言われて、悔しがっていましたが。
その後にそっと、コーヒーを持ってきて、「サービスです」のようなことを言って渡していました。粋なことをするアテンダントもいるんだなぁ~ と、感じました。
予定通り台北到着。荷物も無事に出てきて問題なし。
タイでのチェックインのガタガタがなければ、文句なしのLCCです。
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