タイのインスタントラーメン
タイのインスタントの麺類事情も、日本のと同じように、クイティアオ、バミーを始めとして各種いろいろな味のインスタントラーメンが販売され、タイ人も大好きな食材です。
豚肉をミンチにしたムーサップ味の麺がポピューラですが、唐辛子文化圏にあるタイでは、トムヤム味などの、非常に辛いラーメンもたくさんあります。
インスタントといっても、日本のカップ麺のように、お湯を注いで数分待って、フタを開けるタイプや、焼きそばタイプのインスタントラーメンはほとんど普及していないようです。
ほとんどが、厚さ3~4cmほどの正方形のパッケージ入ったいわゆる、一般的な、インスタントラーメンです。
容量が日本のインスタントラーメンに比べて、二回りほど小さく、日本人にとっては少し物足りない容量です。これは、インスタントラーメンにかぎらず、町中の屋台で販売されているクイティアオ、バミーなども日本のラーメンと比べると量が少ないです。
日本人がタイの麺類を食べると、一杯では物足りませんが、二杯食べると多すぎるという量です。
タイ人はもともと、食事の量が多くありませんが、その代わり間食として、お菓子や、果物とよくほおばっています。
インスタントラーメンの作り方は、日本で見るチキンラーメンのコマーシャルのように、袋から取り出したインスタントラーメンを皿の中に入れて、同封されている薬味をかけて、お湯をかけて、皿を蓋にして数分待って、そのまま食べるというのが一般的です。
日本では、野菜やお肉、卵等と一緒にお鍋に入れて温めるという方法は、メジャーな作り方ではないようです。
タイ人はせっかちが多いのか、蓋をして待つ時間も短めにする人が多いようです。
インスタントラーメンの粋な販売方法
タイの東北部イサーン地方の農村の小さな雑貨店に買い物に行った時には、面白い方法でこのインスタントラーメンを販売していました。
インスタントラーメンは数十個(多分2ダース分くらい)が1箱のダンボール箱に入っています。
ダンボール箱の側面を切り取って、箱ごと棚において並べていました。
この簡単なアイデアで、インスタントラーメンが他の種類のラーメンとごちゃごちゃになることもなく、整理整頓された状態で販売できているようです。
小さな商店ですが、インスタントラーメンの種類は10種類以上もあるので、いい方法だなと感じました。
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