履物を脱ぐ方向

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脱ぎ捨てられた履物は、全て入り口に向いている

お寺でみた、村人の靴を脱いだ後の方向

熱心な仏教徒の多い、タイ東北部イサーン地方の農村にあるお寺では、ほぼ毎日、朝の集まりがあり、村人たちが僧侶に食事を寄進し、仏様にお経を上げて、僧侶の説法を聞いたりします。

高床式のお寺では、入り口に階段があり、階段のたもとには、足を洗うための水場があります。

高床式のお堂の中はもちろん土足厳禁です。階段のたもとで履いてきた靴を脱いで、階段を上がってきます。

このとき、脱いだ靴をみると、ほぼ全てが、向かう方向に脱ぎ捨てています。

脱ぎ捨てられた履物は、全て入り口に向いている

脱ぎ捨てられた履物は、全て入り口に向いている

一つだけ逆に向いているのは、私のゾウリです。

一つだけ逆に向いているのは、私のゾウリです。

日本人は、人の家におじゃまする際には靴の向きを変えて揃えて玄関で脱ぐのがマナーとなっていますが、タイの農村にはそのように、靴を逆向きにして、戻る際に履きやすいようにする、ということを行わないのが一般的のようです。

日本での靴の脱ぎ方は?

さて、沖縄の私の家での場合ですが、実際、毎回靴をぬぐ際に向きを変えるのも億劫なので、タイで見たように、脱いだままの方向が多いです。
ただ、玄関が散らばるので、揃えて脱いでいます。

もちろん、他人の家に行く時には、必ず逆向きに靴を揃えて並べます。

私の家に来る日本人のお客さんも、ほぼ間違いなく、靴を逆向きにして揃えてから家に上がります。まだ小学生にならない子供達も、ちゃんとやっている場合が多いと思います。

先日、私の家で家内のママ友をお呼びして、ちょっとしたパーティーを開きました。家内の知り合いの沖縄の男性と結婚した、イサーン地方出身のタイ人女性とその娘も招待したところ、靴の脱ぎ方はタイで見たような光景と同じで、逆に向きを変えるどころか、揃えることもせずに、靴を脱いでいました。

自分の家と勘違いしたのかも知れませんが、少し驚きました。

すでに10年近く沖縄に住んでいるのですが、小さい頃から習慣づけないと、そう簡単に身につかないのかもしれません。

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