ウランバートルのビートルズ像

モンゴル

落書きだらけのビートルズ像

ウランバートル市内、ノミンデパートの正面の道路を渡った南側に、左右に一方通行の車道がある、間が広い遊歩道になっています。そこには、フードカーなどが並び、市民の憩いの場となっています。

その遊歩道の中央部に、ビートルズ像が設置されています。なぜ、モンゴルにビートルズ像が設置されたのでしょうか? 調べてみると

モンゴルはビートルズの音楽に熱心なファンが多く、特に社会主義時代にはビートルズの音楽が流行しました。ビートルズの楽曲は、若者たちの間で反体制的なメッセージを持っていたため、社会主義政権下のモンゴルでも特に人気がありました。

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では、どういう経緯でこの場所にビートルズ像が設置されたのでしょうか?

この場所は、1990年の民主化移行時、禁止されていたビートルズやアバなど洋楽について語るため人々が集った場所。洋楽が当時の民主化闘争の原動力として一世代を支えたことを記念し、2008年に政治家や財界人、アーティストなどの寄付でビートルズのモニュメントが造られ、ほどなく観光名所となった。

毎日新聞・世界の雑記帳

さて、そんなビートルズ像ですが、2023年6月に訪問した際の画像がこちらです。

無数の落書きがビートルズ像と背景のレンがに書かれていました。ほとんどが、モンゴル語のキリル文字ですが、中には、ハングル文字・中国の漢字も見られました。幸いなことに日本語は… と、書きたかったのですが、ジョン・レノンとジョージ・ハリスンの間のレンガ(ちょうど肩の上あたり)にカタカナで「ナバ」という文字を見つけてしまいました。でも、日本人が書いた筆跡ではなさそうです。

ちなみに、ビートルズ像の裏側はどうなっているかと見てみると、裏側には、ギターを引く青年の像がありました。壁にはペンキが剥げている部分があり、汚い大きな落書きが多数ありました。とてもメンテナンスされているようには思えません。おそらく、消しても消しても、落書きを書く人がいるから何でしょうけど… 残念!

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