2024年11月末にエジプトを旅行した際に、カイロ市内の移動で地下鉄、カイロ地下鉄・通称メトロをたびたび利用しました。現在、カイロには3系統のメトロが走っています。
まず最初に利用したのがメトロ1号線です。宿泊したホテルの近くの Nasser 駅から、コプト博物館の最寄り駅の Mar Girgis 駅まで乗りました。
Google Map を頼りに Nasser 駅を探したのですが、想像していたような屋根のある入口ではなく、歩道に、地下へと続く階段があり、入口を見つけるのにちょっと苦労しました。後で気がついたのですが、メトロの入口にはメトロの「M」と星を形どった看板がありました。
階段を降りると、保安検査があり、人と荷物の X線検査がありますが、飛行場での保安検査のような厳しさは全くありません。たとえ、ブザーがビーと鳴っても詳しくは調べません。
切符売場は、窓口に鉄格子がある奥で、係員が販売しています。外国人も多く利用するからか、発音がおかしくても駅名を聞き取ってくれるので、心配はいりません。料金は、距離というか、通過する駅の数で決まるシステムです。今回は、5駅先の駅までなので、8EGP(約25円)でした。
メトロ1号線の列車に乗ってびっくりしたのは、冷房がないこと、日除けが木製であったこと、車内のLED掲示板等がなく、今、どこを走っているのかがわからず、降りる駅を間違えないようにすることに気を使いました。
一号線にかぎらず、カイロメトロは、カイロの中心地では、地下を走りますが、少し郊外にでると、地上もしくは、高架を走ります。踏切は私の乗った区間ではありませんでした。(正確には、気が付かなかった)
Mar Girgis 駅は地上にありました。編成の中央部に2両は女性専用車両になっているようです。エジプトでは痴漢が多いのでしょうね。駅の時計の文字がアラビア語になっており、かっこよかったです。
1号線の南の端にある、Helwan 駅から、Nasseer 駅までは20駅程あり、切符は赤色の切符でした。切符の裏面には、日付と時刻がアラビア語の数字で刻印されています。
始発駅の駅入口から一番遠い先頭車両に乗ったら私一人でした。
車内の雰囲気を見ていると、私が座らずに立っていると、席が空いたら、向かいの人がアラビア語で何か言って、指を指してくれたのですが、おそらく、「あっちが空いたよ!」と、言って教えてくれているようでした。
また、お年を召された人が入ってくると、若い男の人が席を譲る光景を何度も見ました。譲られた老人も、「アラーの神のご加護がありますように(たぶん)」と、感謝の言葉を添えていたのが印象的でした。
メトロ2号線を利用して、Attaba 駅からピラミッドの最寄り駅である Giza 駅までの車両は、1号線とはうって変わり、冷房車で、現在走行している位置を表示する案内板がドアの上部に設置されていて、利用しやすかったです。
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