帰省の際の交通手段
2016年の夏休みに、イサーン地方ロイエット県にある家内の田舎へ帰省しました。
バンコクからの移動手段として、バス、列車、飛行機の選択が可能なのですが、飛行機は、朝早くもしくは、夕方以降の遅い便しか利用できません。
ロイエットの空港から家内の実家までは100Km 近くの距離があり、公共のバスなど利用できず、田舎の親戚に迎えに来てもらうなど、迷惑を掛けてしまいます。
そこで、バスか、列車の選択になります。
バスは、北バスターミナルからロイエット県スワンナプームまでの直行便が早朝6時から9時頃の間、または夜行便が19時から23時頃にかけて数便あります。途中30分程の休憩がありますが、8時間程かかります。
列車での移動の場合は、夜行列車で、ウボンラチャタニーまで行き、そこから戻るような形で2~3時間のバス移動になります。
娘に、バスで行きたい? 列車で行きたい?と、聞くと、前回の寝台列車を利用したとき、手足を伸ばして眠れるのが気に入ったのか「列車で行きたい!」とのことでした。
急ぐ旅でもないし、沖縄では乗ることもできない列車での旅もまたいい経験です。
前回の寝台列車搭乗記はこちらに掲示しています。
チケット購入の際のPCのOSに驚いた
今回、チケットは出発前日中華街へ行く用事があったので、前日早朝にフアランポーン駅に寄り購入しました。
3席とも、下段ベッドを希望したのですが、2席しか確保できませんでした、仕方がないので1席は上段の席にしました。
このとき、PCの画面を見せてもらい、どの席にするか決めたのですが、そのときに見たPCの画面がなんと、OSとして利用していたのが、今はサポートしていない Windows XP でした。
インターネットに接続されていなければ、問題はないのかなとも思いましたが…
当日は出発が20:30、余裕を見て夕方の17時頃、バンコク郊外の義理の妹の家をタクシーで出発しました。
途中、バンナー駅でBTSに乗り換え、さらに地下鉄に乗り換えてフアランポーン駅に行く方法もありますが、荷物もあるし、ラッシュアワーの時間ですので、タクシーで直接フアランポーン駅に向かいました。
この日は、どういうわけか、大渋滞で、高速道路の上で30分、全く動かないということもあり、時間に間に合うかヒヤヒヤしました。
バンコクの渋滞は以前に比べてだいぶ緩和されていると思いますが、BTSや地下鉄で行けるところならば、時間の予測のできる鉄道を使うほうが良さそうです。
フアランポーン駅は、8月12日の王女様の誕生日(母の日)を前に、照明でデコレーションされていました。
駅前の屋台で夕飯をとり、車内では飲めないビールを飲んで、早々と列車に乗り込みました。
今回は、食堂車や、2等、3等の車両はどうなっているのだろうと、覗いてみました。
料金はかなり安くなりますが、2等、3等の椅子席で一晩過ごすのは子供にとっては過酷かなと思いました。
終点のウボンラチャタニー駅まで乗る人は少なかった
ほぼ定刻通りに出発しました。バンコクを出発して数駅では乗り込む人たちも結構いました。
中間のナコンラチャシーマーを越えるて、夜中の2時、3時という時間にも関わらず、途中の主要駅である、シーサケット、ブリラム、スリン等の駅で下車する人はかなりいました。
終点のウボンラチャタニー駅まで乗っていた人はおそらく1/10 程度でした。(2等寝台列車)
ウボンラチャタニー駅からは、バスを利用するので、バスターミナルまでは、タクシーを利用します。
前回、髪の毛を真っ白に染めたオジさんの白タクにのりましたが、今回も同じ人がいたので、彼の白タクにのり、バスターミナルまで向かいました。
タクシーの中で運転手に、「ウボンラチャタニーまで乗る人は少ないね!?」と、話すと、「今は、AirAsia, NokAir, LionAir 等の LCC がバンコク-ウボンラチャタニー を結んでいて、料金も日によって違うが 片道 700-1000 バーツほど。料金も列車とそう変わらないし、なにより1時間ほどで到着するので、ウボンラチャタニーに用事がある人は飛行機を使う人が多いよ。」と、言っていました。
タイの寝台列車も、日本と同じように無くなっていくのではないか?と、感じました。
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