メオ・トライバル・ビレッジ
タイ・第二の都市チェンマイの郊外にある、メオ・トライバル・ビレッジという施設へ行ってきた時のことです。
タイ北部に多く住んでいる、山岳民族のメオ族の村が見学できます。
駐車場から、門をくぐって入ってゆくと、両側におみやげ屋さんが並んでいます。山岳民族の人々が作ったハンドメイドの雑貨等が数多く並んでいます。
おみやげ屋を越えると、桃源郷のような、のどかなメオ族の村が広がっています。
村の中では、販売用の薔薇等の美しく鮮やかな花卉類などが、多数栽培されていました。少し離れたところには、美しい色鮮やかな植物を多数展示している、植物園もあり、旅行者を楽しませてくれます。
山岳民族の衣装を貸すサービスを行っている店もありました。
一緒に来ていた姪っ子にメオ族の衣装を着て、村の中を散歩しました。
ケシの花・大麻の葉を堂々と栽培していました
花の写真を撮影していると、ケシの花であることに気が付きました。アヘンやヘロインの原料になる種類のケシなのか、どうかはわかりませんが、確かにケシの花です。
ケシの花のすぐ近くには、マリファナの原料となるであろう、大麻も栽培されていることに気が付きました。
おそらく、観光用に見せるために栽培しているのだと思いますが、堂々と栽培しているのは驚かされました。
タイ北部は、ラオス・ミャンマーと国境を接するあたりは、ゴールデン・トライアングルと呼ばれ、かつて、これらの、ケシ・大麻の栽培が盛んに行われていたと聞いています。
日本国内の一般の植物園などで、栽培が規制されている植物を見学することはできないので、貴重な体験です。
ケシや大麻を堂々と栽培して、観光客を呼びこむアイデアとしては、面白いと思いましたが、だれでも手に取れるところで栽培しているのは、トラブルになりかねないかもしれないです。
山岳民族の将来に向けて
村では、山岳民族の村人が栽培した、イチゴやコーヒーなどが売られていました。イチゴは、日本で食するような「甘さ」が少ない感じで、これから、さらなる品種改良の必要性を感じました。
これまで、山岳民族のイメージとしては、山奥でケシ・大麻を栽培しているイメージがありましたが、将来は、その土地に適した果物、花卉類等の栽培で現金収入を得られ、生計が立てられるようになればいいのにと感じました。
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