トン・ホーム
タイ料理によく使われる野菜の一つとして、「トン・ホーム」というネギがあります。
タイ語で、トンという言葉には、「草木の茎」、ホームは「いい香り」という意味があります。
日本のスーパーでよくみられる万能ねぎを少し太くした感じです。形は沖縄の島らっきょうに似た形をしています。
野菜炒めの材料、スープの具の一部として用いられることもありますが、パッタイ(タイ風焼きそば)、カオパッド(チャーハン)、カオマンガイ(チキンライス)に生のトン・ホームがキュウリやマナーオ(ライム)と一緒に、そのまま生で、添えられて出てくることもあります。
生で食すると、辛味がつよくて、うけいれがたい人もいます。自分は、ネギ類が大好きなので、生のトン・ホームでも、ナムプラーを使ったナムチム(たれ)などに漬けて食べています。
タイ東北部のイサーン地方では、ソム・パックと呼ばれる、トン・ホームの一夜漬けのような漬物があります。
カオニアオ(もち米)を炊く前に一晩つけたとぎ汁に、トン・ホームを塩を混ぜて、1~3晩程漬けて発酵させ、ソム・パックの出来上がりです。
ソム・パックは、茎も球根の部分も柔らかく、酸っぱくなって、塩味が効いて、そのまま食べられます。
酒の肴にも、適しています。
ネギ類には、血液をさらさらにする成分が多く含まれているので、ネギ好きの自分は、血液検査をすると、実年齢よりも10年近くも若いという結果が出ました。これも、タイ滞在中に、トン・ホームを口の中がヒリヒリするくらい食べていたからかもしれません。
この、トンホーム、サラダに入れるときは、数センチに小さく切り、シーザードレッシングを掛けて食べると、いけます。
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