早朝の散歩と、謎の亀の像を求めて
朝7時すぎ、町が目覚めはじめた頃に、軽く散歩へ。人々の姿も少しずつ見られ、静かながらも街に動きが出始める時間帯です。
昨日交差点で信号待ちをしていた市バスの中から見かけた「亀の石像」が気になっていたので、記憶を頼りに昨日のバスのルートをたどって歩いてみました。30分ほど歩いたところで、ついに発見!記念に写真を撮りました。





カザフスタンは内陸国なのに、なぜ亀の像が? どういう経緯で設置されたのか、とても興味をそそられます。前年、内陸国であるモンゴルを旅行したときも亀の像を見たのですが、モンゴルではチベット仏教を信じる人が多いので、仏教の教えに深く関わる亀の偶像があっても不思議ではないのですが、カザフスタンはイスラム教ですし… なんでだろう?
亀の偶像がある交差点から2ブロックほど離れたところにある十字路で両替所が密集した一角を発見。ざっと見て30店舗以上はありそうです。なぜこの場所に集中しているのか、不思議です。きっと、歴史があるんだと思いますが…






郵便局から絵葉書を、日本へ
アルマトイからも友人宛に絵葉書を送ったのですが、カザフスタンの郵便事情にはまだちょっと不安があるので、念のため、ここシムケントからももう1通づつ出すことに。
「地球の歩き方」に掲載されていた郵便局へ向かい、窓口で切手 520 T.(約 160円)を購入。係の方が切手を貼ってくれたあと、「歩道にある。青いポストに自分で投函してね!」とのこと。ちなみに、アルマトイでは同じ絵葉書の送料は 400 T.(120円) だったので、地域によって料金が違うのか? と、びつくり。



5月28日に投函した絵葉書ですが、3週間たった 6/20 になっても、日本をはじめアメリカのお友達にも、到着していないようです。
ホテルで朝食、そして博物館へ
一度ホテルへ戻ってホテルの朝食を頂きました。昨日はスープ選んだので、今朝はエッグに。でも出てきたのは目玉焼き2つだけで、内容はほとんど変わらずでした。


今日はカザフスタン南部郷土史博物館に行くことにしました。ヤンデックスマップで調べて、171番のバスで向かうことに。
バザール前のバス停で10分ほど待ち、乗車。100テンゲのコインで支払おうとしたところ、運転手は「いいよ」といった感じで受け取らず。降りるときに再度渡そうとしましたが、やはり受け取らず、結果的にただ乗りに…。ちょっと申し訳ない気持ち。
博物館の入場料は1500 T.(約450円)テンゲ。館内ではリュックをロッカーに預けるよう指示されました。おそらく防犯対策でしょう。
見学中、地元の小学校高学年〜中学生くらいの団体が来ていて、かなりにぎやか。引率する先生は、日本も、カザフスタンも一緒。とても大変そうでした。みんな私服だったので小学生かと思いましたが、カザフスタンでは中学生も制服を着ないのかもしれません。



バスの中でまた、席を譲られる!バザールの食堂へ
博物館からの帰りも市バスを利用しました。車内はかなり混雑していましたが、何とか乗り込むことができました。すると、少し離れていた席に座っていた少女が、私との間にいた男の子に伝言を頼んで、私に席を譲ろうとしてくれました。なんで俺なのかな? 丁寧なジェスチャーで「大丈夫です、ありがとう」と、筋肉モリモリの格好をして、伝えたところ、微笑んで座り直してくれました。なんてやさしいカザフスタンの若者!
中央バザールのバス停で下車し、市場の中をぶらぶら。食堂の前で呼び込みをしていた女性に「プロフある?」と聞いたら「あるよ」との返事で入店。
でもメニューを見ているうちに気が変わり、「地球の歩き方」に載っていた小さな餃子「チュチュバラ」を写真で見せて注文。ついでにチャイも頼んで、合計1,300 T.(約400円)





古代遺跡と、夕暮れのバザール散策
昼食後はいったんホテルで休憩を挟み、午後は「シムケント古代遺跡」へ。入場料は1,000 T.(約300円)当時の人々の暮らしを再現した小屋などもあり、なかなか面白かったです。
1,000 T.(約300円)昔の人々の暮らしを再現した小屋などもあり、なかなか面白かったです。
夕方、再びバザールへ。晩酌用のサラダを買い、トヨタのロゴが入った帽子 1,000T.(約300円)もゲット。
さらに、ミルクベースの白いジュース(350テンゲ)を注文してみたのですが、これが、生臭くてダメでした…。ごめんなさいと謝ったら、「代わりにこれを」とザクロジュースを出してくれました。こちらは甘くておいしかった!



肉売り場ではヤギの頭が売られていたので、写真を撮らせてもらいました。実際にこれを買う人もいるのでしょうか…。そういえば、数日前タラズの町で見た、レストランの料理の絵、この羊の頭を使った料理なのでしょうか?



近くの店では馬肉のソーセージを売っており、店のおばちゃんと翻訳機を使って会話。「どこから来た?中国人?何歳?奥さんは?カザフスタンには何日いるの?」と質問攻め。「カザフスタンの女性はどうか?」と、聞かれたので、「若い女性はセクシーで素敵だけど、年取った女性はデブばっかり、同じカザフ人なのか?」と、言ったら、馬鹿受けしていました。





ほかにも、帽子屋の女の子やシャツ屋のおじさんとも翻訳機を通して交流。多くの人がまず「中国人?」と聞いてきます。どうやら中国からの観光客が多いようです。次に「韓国人?」と。日本人はあまり馴染みがないみたいですね。でも、こうして現地の人たちと会話できるのも旅の楽しみのひとつです。
旅の締めくくりとホテルのチェックアウト交渉
おみやげにチョコレート(1箱1000テンゲ)とお茶(1袋1000テンゲ)を購入し、ビール・ウォッカ・水も買い込んでホテルへ戻ります。
明日はいよいよチェックアウト。できれば空港に行く4時間前まで部屋を使いたかったので、チェックアウトの時間を聞いたら「16時45分」との返事でした。
そういえば、チェックインしたのもその時間帯だったな…と思い出しました。ここは24時間制のようで,チェックアウトは、チェックインから24時間後になっています。ありがたい仕組みです。
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