2025年9月末に、ウズベキスタンのアンディジャンから、キルギスのオシュまで、陸路で国境を超えました。
アンディジャン・バスターミナルから乗り合いタクシー
陸路で国境を超える予定の前日、鉄道のアンディジャン駅に降り立つと、オシュへ行く人を探すタクシー運転手がいました。アンディジャンのバスターミナルは鉄道駅からも近い場所に位置していました。明日、利用する予定だったので下見を兼ねて、バスターミナルの様子を見学してきました。





下見に訪れた際には、オシュ行きのマルシルートカがターミナルの一番端に停車していました。また、切符売り場のような場所には、777番のアンディジャン・オシュ の看板が掲げられていました。


翌日、国境を超えてキルギスへ向かう日の朝8時前にバスターミナルに到着し、オシュ行きのマルシルートカを探しましたが、ありませんでした。
近くにいた、他の方面行きの運転手に聞いてみると、ターミナル内の端の方で待機していたタクシーの運転手を紹介してくれました。この時間、まだ早朝だからか、タクシーしかないようです。
運転手に値段を聞いてみると 50,000 UZS(約600円程)でした。普通の乗用車の5人のりで、乗客が4人集まれば出発です。
数分で、老夫婦2人が乗り込んできて、あと一人ですが、あと一人がなかなか来ません。30分ほどまって、ようやく老婆がひとりやってきて、出発です。最後の一人を待っている間に、老夫婦にオシュまで幾らですか? と、聞いたら「運転手によって、10,000ソムの場合もあれば、20,000ソムの場合もあり、30,000ソムの場合もある」と、回答されて、何言っているんだろうと、この時は思いましたが、このように回答した意味が最後にわかりました。


運転はめちゃくちゃ荒くて、怖いんだけど、信号が黄色になったら、アクセル踏まず、ちゃんと止まるのが自分と違うなぁと感心した。
1時間ほどかけて国境まで到着。

ここで、トラブル発生!私は、運賃として、出発前に言われた 50,000 UZSを払ったけど、例の老夫婦が、一人10,000 UZS と言われ、誘われて乗ったと主張し、2人分として 20,000 UZSしか払わんぞ!と、口論になっていました。色々どなり合って、老夫婦を呼び込んだターミナルの人に電話したりと…
結局、若い運転手は 20,000 UZS も受け取らず、もう勝手にしろ! と、切れてしまった。
言葉はわからんけど、わかるのが不思議だ。しかし、今の時代1時間近く乗って、日本円にして100円という運賃はないだろう。ぎゅうぎゅうの乗合バスだったらあり得るかもしれないけど…
出発前、車の中で、運賃を聞いたときの回答が、期待していた金額とは違った原因がわかった。
国境越えてキルギスへ
当初は、この乗り合いタクシーも国境を超えて、同じ車で、キルギス・オシュの町中まで連れて行ってくれると思っていたが、オシュに一番近い、ウズベキスタン国境までしか連れて行ってくれない。
乗り合いタクシーを降り、運賃を払った後は、歩いて国境を超えます。まずは、ウズベキスタンを出国します。 荷物をX線検査に通して、パスポートにスタンプを押してもらい、出国。
次に、100m程歩いて進むと、キルギスの入国審査があります。日本のパスポートを出したら、「お前は、ヤクザか?」と、聞かれた。「善良な市民です。」と、答えたが、「忍者だよ」と、答えれば良かったかな?






入国審査が終わり、キルギスに入国すると、道の両側には、両替商が20~30店舗並んでいました。どこも、同じようなレートでしたが、一番良いレートの店で両替しました。日本円のレートは掲示されていなかったので、日本円は両替できないと思います。
地球の歩き方には、キルギス側の国境から、9番、107番のマルシルートカが市内のバスターミナルまで運行していると記載されていたが、30分程立っていたが、該当番号のマルシルートカは来なかった。近くにいた、タクシーの運ちゃんが声をかけてきたので、市内までの値段を聞いたら、600 キルギス・ソム(KGS) 約 1,050円 とふっかけてきた。300 KGS (約 600円) でどうだ?と、交渉したら、400 KGS (約 800円) でお願い! といわれ、しぶしぶ了承する。
タクシーを一人で利用するのかと思ったら、近くにいたキルギス女性も同乗した。私のホテルまで先に連れて行ってもらったが、彼女は、タクシー運転手に 150 KGS (約 350円) を支払っていた。地元の人の値段は、こんなもんなのだろう。キルギスでは、旅行者は、タクシーにボラれるので注意。
アンディジャン -> オシュへ向かう人へ
アンディジャンのバスターミナルには、オシュへの国境まで、マルシルートカ、乗り合いタクシーが利用できます。ただし、時間帯によっては、マルシルートカはなく、乗り合いタクシーのみとなります。乗り合いタクシーの値段は 50,000 UZS で4人集まれば出発。
国境超えは、日本のパスポートでは特に問題なく、係員もジョークを飛ばしてくれますので、ジョークで答えましょう。
キルギスに入国したあと、両替、SIMなどを販売する店がたくさん軒を構えています。ただし、日本円での両替はできません。
マルシルートカは本数が少ないようです。ボッタクリタクシーが待ち構えています。ローカルの人の相場は市内まで 150 KGS のようです。
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