タイのタクシーにリュックサックを置き忘れた

タイ
タクシーの中に置き忘れたリュックサック

バンコクで、タクシーにリュックサックを置き忘れたことに気づく

帰省先のロイエット県から長距離バスでバンコクの北バスターミナル・モーチットに戻り、そこから、タクシーに乗って、居候先である、バンコク郊外にある義妹の家に向かいました。

タクシーに乗る際、大きな荷物は後ろのトランクに入れ、入り切らない荷物は、家内と娘が座る後部座席におきました。

私は転手の話し相手、高速料金等の支払などのため助手席に座りました。

カメラやパソコンが入っているリュックサックは、助手席に座っている際には、抱いているとかさばるし、重いので、後部座席の足を置く、車の床の部分に置いて乗車しました。

バスターミナルから約1時間、目的地である義理の妹の家に到着し、メーターのタクシー料金にちょっと上乗せのチップを加えて、料金を支払い、「ありがとう」と、礼を述べて、タクシーはまた別のお客を探しに行きました。

さて、家の戻りリラックスしていたときに、パソコンでメールをチェックしようと、リュクサックに入れていたパソコンをセッティングしようとした際に、リュックサックが見当たりません。

家内に、「リュックサック、どこに置いた?」と、尋ねると、おろした覚えが無いと言われました。

自分自身もリュックサックをタクシーから出した覚えもなく、乗るときに後部座席の床に置いたことを思い出し、リュックサックをタクシーからおろし忘れたことに気づきました。

住宅街入口の警備員がタクシーの詳細情報を記録していた

リュックサックをおろし忘れたことに気づくまで約30分、途方にくれていても仕方がないので、まずは、乗ってきたタクシーの情報が無いか、住宅地入口の警備の人に聞いてみることにしました。

義理の妹の住まいの住宅街は、土地開発業者が開発・販売しているエリアを高い塀で囲み、出入り口は1ヶ所に限られており、出入り口に検問ゲートがあり警備員が24時間、車の出入りなどをチェックしています。

住人以外の車やタクシーが住宅街に入る際には、運転免許書と引き換えに入域許可書と交換し、住宅街を出る時に預けた免許書を受け取る仕組みになっています。

早速、警備の人になりゆきを話し、私が乗ってきたタクシーの情報がないか尋ねてみました。

すると、タクシーの運転手が預けた免許証から、運転手の名前、免許書の番号、タクシーの番号、タクシーの色等の情報が控えてあり、その情報をもらいました。

落とし物センター?に電話をかけてみた

私が警備での情報収集をしている間に、家内にはバンコクで長年住んでいる義妹に、こういう場合どこに電話し、手続きを取ればいいかチェックしてもらいました。

警備の人たちから得たタクシーの情報をもとに、義理の妹から聞いた、落とし物センターのような所に電話をすると、「なくしたものは何?」「リュックサックは何色?」「リュックサックの中身は?」「リュックサックの持ち主は?」….. と、おろし忘れたリュックサックのことと、持ち主である私のことを細かく聞かれました。

こちらとしては、タクシーの情報があるので、タクシーの連絡先等を調べてくれるのかと期待したが、そのようなことはありませんでした。

リュックサックのなかに、日本の携帯電話を入れていたことに気づく

家内が電話で、落とし物センターのようなところとやり取りしている間、おろし忘れたリュックサックの中に、日本で使っているAUの携帯電話が入っていることを思い出しました。

一か八か、インタネット電話のSkypeを使って、自分の携帯電話に電話をしてみました。

一回目は、電話の呼び出し音が鳴っているが、電話を取ってくれないという状況だった。

おそらく、この最初の電話の呼び出し音で、タクシーの運転手は、「携帯電話の呼び出し音が聞こえるなぁ~、なんでだろう?」と、思ったに違いないと思います。

運転席からは後部座席の床の上に置かれた黒いリュックサックは体を乗り出さないと見えない場所に置いていました。

国際電話なので10回ほど呼び出し音が鳴った時点で、呼び出しは終了しました。

タクシー運転手と連絡がつく

その1~2分後、再度電話をかけてみると、今度は運転手が電話に出てくれました。

この運転手によると、「リュックサックがあることに今気づいた」「これからそちらの方に向かうお客さんがいれば直ぐに持っていく」と、話してくれたので、彼を待つことにしました。

電話をかけたときに、彼の携帯電話番号も聞いておいたので、安心です。

それから、2時間程経っても、いっこうに現れないないので、遅いなぁ~と思い、運転手の携帯電話に電話すると、「今、○○○○にいる、これから行く」と、言われました。

なかなか来ないタクシー運転手

さらに、1時間以上経っても、現れないので、もう一度運転手の携帯電話に電話してみました。

すると、「今、トンブリの方にいる、これから行く」と、言われました。

トンブリとは、バンコクをはさんで私がいる所とは、反対側の地域です。直線距離でも30~40 km あります。

偶然、こちら方面に来るお客さんがいないと、何時までたってもこちらにやって来そうもなかったので、運転手と交渉することにしました。

「今この時点で私をお客さんとして乗車させたとして、メーターを倒してこちらまで来てくれ。その料金を払うし、途中の高速代も払う」と、交渉しました。

運転手も、ちゃんとお金がもらえると安心したからでしょうか、その1時間後、ようやくカバンに再開できました。

リュックサックの乗車料金、高速代とさらに、「ありがとう!」の300バーツ(千円)ほどチップをあげました。

今回は、カバンの中に、一眼レフのカメラ、PC、携帯電話などがあったものの、パスポートや現金などはいれていませんでした。

リュックサックの中を物色したような後もなかったので、まともな運転手のタクシーだったようで、ラッキーだった。

今回のように、家の前でおろした様な場合は、日本だと忘れ物をしてもほぼ100%戻ってくると思うのですが、タイの場合は、忘れたらアウトという場合がほとんどだと思います。

タイでタクシーに乗るときは、荷物には最新の注意を払う必要があると思います。
今回のようなケースは非常にラッキーだとみんなに言われました。

タクシーの中に置き忘れたリュックサック

タクシーの中に置き忘れ、無事戻ってきたリュックサック

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