小琉球と聞くと、沖縄の人にとっては、沖縄がその昔、「琉球」と呼ばれる頃の、のんびりとした時間の流れる島をイメージすると思うのですが、実際に行ってみると、オートバイにのった観光客がひしめく観光地で、失望してしまいました。
東港からのフェリー
東港までは高雄駅前からバス&徒歩でたどり着きました。

東港のターミナルに入る前の歩道上で、おばさんがフェリーの乗船チケットを販売していました。
バスで一緒だった台湾人の男性が、値段や出港時間などを聞いていました。
ガイドブック「地球の歩き方」をみると、運賃も同じだったので、このおばさんからチケットを買いました。
チケットには、名前と電話番号を書く必要がありました。
土曜日ということもあり、フェリーは頻繁に出ているようで、東港のターミナルに入り、チケットを見せると、この船に乗るように指示され、程なく出港しました。
往路は船内で過ごしました。これといった揺れもなく、20分ほどで小琉球に到着しました。
小琉球にて
フェリーを降りると、すぐに客引きが、寄ってきました。
レンタルバイクと食事処の客引きでした。
あらかじめガイドブックで調べておいた、小琉球の観光先は、歩いていける範囲なのでいらないとお断りしました。
台湾の人とは、歩くのが好きではないのか、どこに行くにでもバイクを利用するようです。
小琉球も、くまなくまわるには、歩けないこともないが、それなりの大きさの島なので、かなりしんどいと思います。そこで、バイクを借りて移動手段としています。
島の中は、バイクで溢れていて、歩いている人はごくわずかです。歩道もないので、高雄市内を歩くよりも、恐怖を感じました。
島内には、小型のマイクロバスによるバス運行もありました。また、観光客をまとめて運ぶ、大型の観光バスも島内の小さな道を走っていました。
下船して、港から出るとそこには、「琉球魅力商圏」との案内板があり、ここでは、お土産屋が並ぶ那覇の国際道りのような感じでならんでおり、距離は国際通りの1/4と短いものの、そこに、車の代わりにオートバイ、沖縄では観光客は歩きますが、ここでは皆、オートバイにのり、ひしめき合っているという感じでした。
フェリーの港の隣りにある、小琉球漁港をぬけて、ほんの少し歩いた先に、小琉球の観光スポットの一つである「花瓶岩」があります。
このあたりはサンゴ礁になっているようで、周りでは、スキンダイビングを行っている人たちが大勢いました。
驚いたことに、この小琉球にも、コンビニのセブンイレブンがありました。さらに歩いていくと、ファミリーマートもある。裏通りには、郵便局などもあり、想像していた以上に観光地化された島で、沖縄の人が、その昔々の琉球をイメージして訪れると、失望してしまう島でした。
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