2024年１月にインド南部の大都市チェンナイを訪れました。チェンナイを旅行された先人のブログなどを見る限り、チェンナイ国際空港では SIM Card を販売していないようです。実際に、チェンナイ国際空港に降り立って探しましたが、SIMを販売しているようなブースはありませんでした。
今回持参したスマホは、モトローラ社製のMOTO G52JG と、グーグル社製の Pixcel 7a の２台です。当初、モトローラ社製のスマホから、Pixel 7aに機種変更するつもりだったのですが、Pixel 7a の電池の消耗の早さと、Chromeの挙動が気に食わなかったので、 Pixel 7a は写真撮影用の「カメラ」として使用しています。もちろん、２台ともSIMフリーです。
今や旅の必需品といえるスマホ、当然インドでも大活躍してもらうために、現地でもすぐに使えるようにと、日本国内でSIMを調達しました。
今回、調達したSIMはこちらのSIM Card「【AIS】SIM2Flyアジア32ヶ国プリペイドSIMカード / データ通信6GB / 8日間(192時間) /インド インドネシア オーストラリア 韓国 カンボジア シンガポール タイ 台湾 中国 日本 フィリピン ベトナム 香港 マカオ マレーシア 等」です。
インド・チェンナイへ行くまでに、シンガポール、マレーシアを経由して行くので、その途中の国々でも利用でき（もちろん日本でも）、有効に利用できそうです。
また、前回台灣を旅行した際に、日本で調達したSIMが空港で使えず、やむを得ず空港で販売していたSIM Card を購入したこともあったので、カメラとして利用予定の Pixel 7a にもSIMを調達しました。Pixel 7a は eSIM 対応機種なので、ネットですぐに購入し、現物の配送がなく、メールに記載されたQRコードを読み取るだけで、すぐ使える eSIM を Billion Conect より調達しました。
こちらの eSIM も、日本、シンガポール、マレーシア等でも使える優れものです。出発の前日に、日本国内で設定をし、正常に利用できることを確認することができました。
2台とも、インドへの渡航途中の、シンガポール・チャンギ国際空港、マレーシアのクアラルンプール国際空港でも、正常に利用することを確認しました。
さて、今回の旅の目的地である、インドでは、チェンナイ国際空港に着陸して、すぐにスマホの機内モードを解除し、インターネットに接続した所、空港内では特に問題なく利用することができました。
空港からは、Googleマップを頼りに、電車とバスで今日の宿泊先である、世界遺産のあるマハバーリプラムという町に移動する予定でした。まず、空港を出て、インド国鉄の駅へ歩いて向かっていった所、インターネットに接続していないことに気が付きました。周りのインド人たちのも普通にスマホをいじっていたので、一時的な通信の遮断だろうと思っていて、すぐに復旧するだろうと思っていました。
しかし、待てど暮らせど一向に通信が復旧せず１時間程経過しました、周りのインド人たちはスマホを操作して楽しんでいるようですが、私はネットに繋がらない以上、GoogleMapを利用した旅を諦めざる負えず、一旦空港に戻り、プリペイドタクシーをチャーターして本日の宿へと向かいました。
宿について落ち着いたところで、スマホを取り出し、モバイル通信ができないか、設定を操作してみることにしました。
まず、疑ったのは「ネットワークの設定」です。ネットワークは、「ネットワークを自動的に選択」となっていたので、どのネットワークに自動的に接続されているか確認したところ AIS Internet に接続されていました。まず、「ネットワークを自動的に選択」を解除し、「ネットワークを選択」をオンにすると、いくつかインドっぽい名称のネットワーク名が出てきたので、そのネットワークに接続してみました。しかし、残念なことに、どのネットワークに接続しても、モバイル通信はできませんでした。
次に、APNの設定を変更してみました。Sim Card を購入した際に同封されていた説明書どうりにAPN名を手入力してみました。 しかし、それでも繋がりませんでした。
結局、モバイル通信が可能になったのは、「有線ネットワークの種類」を 5G(推奨)から、４G、LTE に変更したら、モバイル通信が可能となりました。
当初、チェンナイ国際空港でモバイル通信ができたのは、空港に５Gの設備があったため、利用できたのですが、空港を出ると５Gがなくなり、4G以下の通信しか利用できなかったからのようです。
インドでこれまで使えていたモバイル通信が、急に利用できなくなったときには、「有線ネットワークの種類」を変更してみてはいかがでしょうか？
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