静けさのなかにたたずむ丘の上の古都
キルティプルとはカトマンズ市内を挟んだ反対側にある、ボダナートからタクシーで移動しました。
ボダナート近辺でたむろしている運転手に、キルティプルまでの値段を聞いたら2000ルピー(約2000円)という旅行者向け料金としてもかなり高い金額でしたので、流しているタクシーを止めて値段交渉をして 1000ルピー(約1000円)で移動しました。
タクシーの運転手も場所が良くわからないようで、途中、タクシー仲間と思われる人に携帯電話をかけて、道を聞いていました。
タクシーを降りたところは、入域料を払う事務所でした。まず、ここでチケットを購入しました。
入場料は 100 ルピー(約100円)と、他の観光地に比べるとかなりお安く良心的です。
ついでに、おトイレをお借りしました。観光客用のトイレが少し離れたところにあり、一般の人が利用できないように、鍵をかけて管理していました。
ガイドブックによると、このキルティプル地区には3つの見どころがあるとのことで、まずは、すぐ近くにある「バグ・バイラブ寺院」を目指しました。
バグ・バイラブ寺院
ネパールの観光地にいくと、必ずと行っていいほど、「ガイドいりませんか?」と、近寄ってくる片言の日本語を話す輩が、わんさか、わんさか、来るのですが、ここでは、たった1度きり。「No Thank you」と、言ってお断りしたら、すぐに消えてゆきました。
ここでは、そもそも外国人観光客は見る限り私一人で、ネパールの人が数名いる程度、お土産屋さんなどもなく、落ち着いて見学でました。
寺院のなかには、本堂とおもわれる建物と、そのまわりにいくつかの小さな祠が建てられていました。
また、ヒンドゥー教にかかわる彫像などがいくつか見られ、参拝する信者により赤く色づいていました。
ガイドブックによれば、「子供に恵まれない女性や、安産を願う女性たちの信仰を集めている」とのことです。
ウマ・マヘシュワール寺院
キルティプルの静かな町の中を、高いところを目指してをしばらく歩くと、一番高いところに、ウマ・マヘシュワール寺院があります。
ヒンドゥー教のお寺で、ゾウさんがお出迎えです。3層の屋根に特徴がありそうです。
地元の高校生と思われる若者がラジオを流して、くつろいでいました。
ウマ・マヘシュワール寺院から、カトマンズ市内がよく見えます。
今回の旅では、一番のスポットです。
眺めが良いので、寺院のすぐとなりには View Point レストランというお名前のレストランも有りました。
チランチョ・ビハール
最後に訪れたのが、チランチョ・ビハールという、ストゥーパがいくつかある寺院です。
近くまで来ているはずなのですが、入口がどこだかわからなかったので、歩いていたネパール人女性に尋ねると、「ここだよ」と、言って、私のすぐ後ろを指差してくれました。
なんと、入口の前でチランチョ・ビハールの場所を尋ねてしまいました。
石段を登っていくと、チランチョ・ビハールのストゥーパが見えてきました。
まわりには3~4階建ての建物がいくつ取り囲んでいるので、中庭のような感じがしました。
ここも、観光客は私一人で、他にはネパールの若者が1~2人いた程度で、静かに見学できました。
チランチョ・ビハールの見学を終えて、カトマンズ市内へ戻るには、バスを利用しました。
チランチョ・ビハールから、道を下って行った先に、ナヤ・バザールという市場があり、そこからカトマンズ市内へ行くバスがありました。運賃は 20ルピー(約20円)でした。
落ち着いた雰囲気のカトマンドゥの古都を、静かにゆっくりと見学したい人には、高台からの眺めも最高な、キルティプルはおすすめのスポットです。
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