タイ東北部・イサーン地方の農村での水事情

飲水は基本雨水

タイ東北部(イサーン地方)のロイエット県の地方都市、スワンナプームから20Km ほど離れた農村でのお話です。

飲水は雨水です。雨季に降った雨を写真のような、直径約 1m 程の大きな瓶にいれ、フタをして必要な時に飲みます。

特に煮沸をすることはありません。ちょっとしたろ過装置があるので、その装置に水を入れてろ過して飲むこともあれば、そのまま、利用することもあります。

雨水を貯める瓶

雨水を貯める瓶

飲水は村はずれの共同井戸

飲水としては、井戸水を利用することもあります。
村の共同の井戸が村はずれに設けられています。

乾季の終わりごろには、水位はかなり低くなりますが、それでも、枯れたことのない井戸だそうです。

リヤカーに瓶をのせて、この井戸にバケツを投げ込んで、飲水を汲み上げるのは、子どもたちのお仕事です。

井戸へ水汲みに行く子どもたち

井戸へ水汲みに行く子どもたち

村はずれにある飲料用の井戸

村はずれにある飲料用の井戸

飲料用の井戸:10mくらいのふかさがあります。

飲料用の井戸:10mくらいのふかさがあります。

村の外れの井戸から水を汲み上げる村人

村の外れの井戸から水を汲み上げる村人

生活用水としての簡易水道

村では、簡易水道も設置されています。村の中心部に近いところに、10mくらいの櫓をたて、その上の大きなタンクを設置し、ポンプを回して井戸水を組み上げます。

村の簡易水道用のタンク

村の簡易水道用のタンク

村の外れの家では水圧が少なく、水量も少なめです。停電があると、水は流れません。
また、夜は汲み上げポンプのスイッチも切っていますので、タンクの水を使いきった後は、翌朝まで水は流れません。

もちろん、簡易水道には各家に配管されるところで水道メーターがついているので、使用した分を毎月払います。

生活用水としての井戸もあります。

井戸を持っている家も多いです。井戸にはメーターがついていないので、1つの井戸で年間◯◯バーツの税金を払う仕組みです。

それぞれの家には、簡易水道のように、高いところに水タンクが設置されているわけではないので、ポンプで汲み上げた水を使う場合は、水瓶に一旦ためてから、使うなどしています。

自宅の井戸から汲み上げた水は飲水としては用いません。

生活排水は垂れ流し

さて、使用し水は排水として流れて出てゆきます。
重金属など毒物が水に混ざることはありませんが、食べ物のかすとか、有機物を大量に含んだ水は流れて出てゆきます。

どこへ行くのでしょう?

排水管などありません。低いところに流れていきます。
多くの場合は、途中で土の中にしみ込んで消えてしまいます。

人間の排泄排水は、便所の流れ出る先に浄化槽があり、浄化槽で嫌気処理をしています。
浄化槽が処理カスで一杯になると、バキュームカーを呼んで、吸い取ってもらっています。

まだ、自然に近い状態の水事情と言えるかと思います。

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