タイ東北部イサーン地方の農業用水路

農家にとって水はもっとも重要

タイ東北部、イサーン地方の農村では、どこの家も田んぼで米を作っています。特に、嫁の実家のあるロイエット県スワンナプーム郡ではもち米(カオニアオ)の生産が盛んです。

コメを作るには、水は欠かせない存在で、その年の雨の降り始めの時期、雨量など、雨の降り方により、米の成長と共に必要な量の水が必要な時期に得られれば豊作になり、水が欠乏すれば不作の年もあります。

乾季の用水路

乾季の用水路

イサーン地方の水路

イサーンの農村でも、水路(クローン)がそれなりに整備されています。
水路と入っても、日本の灌漑用水路のように、水が不足する時期に、水が豊富なところか水を流して、不足している水を賄うような機能は持っていないようです。

当初の計画では、水を流すために作られたのかもしれませんが、普段水が流れている姿は見たことがありません。
水が流れているのを見ることができるのは、雨季に大量の雨が降った時の排水路として、水が流れていくのを見たことがあるだけです。

この用水路、用水路として整備する前は、雨季の時にできる川のような所を、ユンボで2~3m 掘り下げた作りになっています。
所々に、用水路を横切る道がありその部分には、直径7~80cm 程のドカンが2~3個置かれています。

また、堰のようなコンクリートで作られた構造物も見られます。

誰が何のために、どの程度の規模の水路を作ったの証

誰が何のために、どの程度の規模の水路を作ったの証

コンクリートで作られた堰のような構造物

コンクリートで作られた堰のような構造物

コンクリートで作られた堰のような構造物

コンクリートで作られた堰のような構造物

水路

水路

ドカンの位置は、かなり高い

ドカンの位置は、かなり高い

水路の利用実態

十分な水があれば、それなりに水が流れていく仕様になっているのですが、(おそらく農民が)土管の内部を土で埋めて、水が流れていかないようにしているところも数カ所あります。

半分ほど土が埋め込まれた土管が

半分ほど土が埋め込まれた土管が

自分の田の前にある用水路の水は自分で使うという発想なのでしょうか?

農村のこの用水路は、水牛の水浴び場、自然発生した魚を取るところ、そして、溜池として水を確保しておくところとして利用されている感じです。

雨季のはじめ、田植えが始まる頃、田植えを終えた後に、予定していた量の雨が降らずに、植えたばかりの苗が枯れないように水が必要な時、この用水路に残っている水をポンプで組みだして利用しています。

水牛の水浴び場となる水路

水牛の水浴び場となる水路

水牛の水浴び場となる水路

水牛の水浴び場となる水路

水路は溜池と考える

日本で用水路というと、水を流すためだと考えてしまいますが、もしかすると、タイの用水路というのは、溜池として利用させるために作られたのかもしれません。

もし、用水路として水を流すために利用するのであれば、牛が水浴びをするスペースなどはなく、全面コンクリートの水路であるのが本来の姿だと思いました。

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