村で一番偉い人の前だけにある側溝

タイの農村の部落にもある自治会

タイ東北部イサーン地方の農村ではお寺を中心として、100~200世帯ほどが、村落を形成しています。

村落には、プー・ヤイ・バーン(ผู้ใหญ่บ้าน)という名称で、この村落の長がいます。日本で言う、自治会町長さんと同じような位置づけになります。

数年に一度、村人による選挙で選ばれます。詳しい仕事内容はわかりませんが、村人からでた様々な問題を、近隣の部落長や村落を束ねる地域群の役人たちと交渉したりするそうです。

部落長さんも、部落長の仕事だけをしているわけではなく、この地方の普通の村民と同じように、農家の仕事をしています。

どの程度の手当をもらっているのかわかりませんが、多少は役所からの手当があるそうです。

公共工事は部落長さんの自宅付近から始まる。

前回、この村に帰省した際に、村落長さんの家の前を通ると、その家の周りにだけ、側溝が建設されていました。
日本でもよく道路の端に設置されている、雨水等を排水するための側溝です。深さ約50cm くらいのコンクリート製で、上部は、金属製の構造物があり、雨水のみが流れこむようになっています。

建設されていた側溝は村長さんの住んでいる土地+10m程度作られているだけでした。
現状では、排水を流す先も建設されておらず、雨が降ったら水が溜まるだけという側溝です。

右側が部落長さんの自宅。自宅を超えた、子供がたっているところまでしか側溝が建設されていない。

右側が部落長さんの自宅。自宅を超えた、子供がたっているところまでしか側溝が建設されていない。

タイの地方の村落では、このように、権力者の家のそばから、公共工事が始まる事が多いようです。
いっきに村中に設備を導入するようなことはありません。

私が20数年前に初めてこの村に来た時には、舗装された道路はありませんでしたが、村の中心(昔の村落長さんが住んでいたところ)から、お寺までが舗装され、その後、毎年少しずつ延伸工事が行われ、10~15年ほどかけて、村中の家の前が舗装道路になりました。

次回、この村に帰省するときには、側溝がどのくらい延伸されているのか、楽しみです。

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