2024年1月末に、チェンナイ近郊の世界遺産の街、マハーバーリプラムを訪問たとき、世界遺産を構成する一つである、海岸寺院(SHORE TEMPLE)を見学しました。
ガイドブックによるとこの寺院の言われは次の通りです。
8世紀初頭、バッラヴァ朝時代に造られた小さな寺院で、造られた当時は文字どおり波打ち際に建てられていた。19840年にユネスコの世界遺産に登録され、現在は波や風による侵食を少しでも防ぐために、海側に防風林が植えられている。かつては同じような寺院が7つあったといわれているが、残っているのはこの寺院だけだ
地球の歩き方 インド 2024-2025
入口付近にある、最近建てられたと思われる近代的なデザインを施した建物で、入場券を購入しました。
海に向かって歩くと、門のそばに係員がおり、チケットを見せて中に入り、100m程石畳の上を歩くと、海岸寺院に到着します。
途中の案内には次のようなことが書かれていました。
ラジャシンハ パッラヴァ (ナラシンハ パッラヴァ 2 世) (西暦 700 ~ 728 年) によって建てられたこの寺院複合体には2つのヴィマーナがあります。これらはチャトリヤ・シメスワラムとラジャシメスワラムとして知られています。
東向きの寺院には 5階建てのヴィマーナがあり、西向きの寺院には 3階建てのヴィマーナがあります。 2 つの寺院の間にある聖域には、サヤナゴーラムのティルマル(ヴィシュヌ)が刻まれています。
両方の寺院の聖域にはリンガがあり、後壁にはソメスカンダルの彫刻があります。
上記案内板から、グーグル翻訳
ヒンズー教の寺院だけあった、外壁の上には、シバ神の乗り物である聖牛ナンディーの像が、数多く並んでいます。
リンガ
5階建てのヴィマーナに接続して設置されていたリンガです。
2つのヴィマーナ
少し離れたところから見た、5階建てと3階建てのヴィマーナです。
5階建てのヴィマーナ
外壁を飾る彫刻
外壁に彫刻が施されていましたが、風化が激しいようです。
サヤナゴーラムのティルマル(ヴィシュヌ)
案内板には次のことが書かれていました。
場所 : ショア寺院の北麓。
彫刻の前の案内板をグーグル翻訳
王:ラジャラジャ Ⅰ
日付 : 西暦 985 年から 1014 年。統治第 26 年 (西暦 1011 年)。
言語と文字 : タミル語とタミル語
備考 :碑文には残念ながら切り取られており、3 つの寺院について言及しており、そのうち 2 つはパッラヴァ王にちなんだものです。これら2つのうちの1つ目は、ジャラサヤナまたはクシャトリヤシンハ・パッラヴァ・イーシュヴァラ・デーヴァです。 2 番目の寺院は Rajasimha-Pallava-Isvara-deva j で、3 番目の寺院は Pallikondaruliya-deva です。この碑文には、マーマッラプラムの中年住民(ナガラム)と村の管理者(ペリラマニ)による金の贈与が記録されているようです。アムールナードゥとアムールコッタムのナガラムであるマーマッラプラム。
海岸寺院にて
インド人の流れについて行った先は…
余談になりますが、早朝、この海岸寺院を訪問した時、たくさんのインド人が海岸寺院の方へ歩いていると勘違いして、その流れについていくと、歩道ではなく、地面はビーチの砂、左側には壁があり、右側にはお土産物を売う商店がたくさん並んでいたので、てっきり海岸寺院へ続くものと思っていました。
しかし、歩いていった先は、なんと、ビーチ。
訪問したときが、インドの祝日と週末にあったっていたため、チェンナイ在住のインド人がこのマハーバーリプラムへ来ていたようです。
彼らの目的は、海岸寺院に隣接する砂浜から見る日の出でした。
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