タイ東北部・イサーン地方の農村で暮らす西洋人

イサーン地方で暮らす外国人

タイでは先進国に比べると、物価も安く、気候も温暖で、治安もそこそこ良いので、引退後の第二の人生をタイで暮らす外国人も多くいます。

日本人も、バンコク、パタヤの中央部や、チェンマイ、チェンライ県等の北部に数多く、生活されております。

タイ東北部イサーンのロイエット県の地方都市、スワンナプーム市から20Km程離れた農村では、近くに住んでいる日本人はこれまで、たった一人しか会ったことしかありません。その方とも5年程前に会ったきりで、現在も、この近郊に暮らしているのかどうかは不明です。

もっと多くの日本人の方も、この近くに住んでいるのかもしれませんが、町のスーパーなどへ買い物に行っても、日本人もタイ人も同じモンゴロイド系で、多少肌の色等が違う程度なので、喋っている言葉でも聞かない限りは、日本人かどうかもわかりません。

しかし、アングロサクソン系の西洋人となると、容姿から簡単に外国人と判別できます。「自分は日本人で、○○村に住んでいるよ!」と、英語で声をかければ、相手も一人で寂しいのか、ビールでも飲もう!となり、親しくなります。

農村で暮らす西洋人

タイでは、西洋人のことを、「ファラン(ฝรั่ง)」と呼びます。これは、フランス人(ฝรั่งเศส)から来た言葉で、「シャムに最初に多数来た西洋人がフランス人だったことによる。」と、辞書に書かれています。
余談ですが、同音異義語で、果物のグヮバのことも、タイ語でファランと言います。

さて、私が年に2回ほど訪れる、嫁の実家がある農村にも、10年程前から、英国人をはじめとする西洋人が暮らし始めるようになりました。
最初は、年を追うごとに、西洋人の数も増えてゆき、イサーンの農村にも、英語教室などが開かれるほどでした。

彼らの多くは、パタヤやプーケットなどの歓楽街にあるバーやディスコなどで、イサーン出身の女性と知り合い、女性を経済的に支える代わりに、彼女の実家のある田舎に移り住んで来るパターンがほとんどでした。

イサーンの女性もしたたかなもので、金遣いの荒い米国人はさけ、堅実な英国人の男性をターゲットにしているとの話を耳にしました。

いなかで暮らす英国人の場合、話す言葉は英語オンリーで、タイ東北部の方言(イサーン語)はおろか、タイ語さえもほんの片言しか喋ることができず、勉強しようという姿勢もほとんどありませんでした。

食事も、イサーン地方の主食であるもち米(カオニアオ)などはほとんど食さず、パン、ベーコン、サラダ、ポテトのような、西洋風の食事を取っていました。

「郷に入っても郷に従わず」という生活スタイルを送っていました。

西洋人男性とタイ人女性

多くのカップルにおいて、タイ人女性と西洋人とのカップルは親子程の歳の差があります。
どちらもバツイチで、西洋人の場合は子供はすでに成人していますが、タイ人女性の子供はまだ小学生程度と、生活と教育にお金が必要なケースが多いです。

タイの女性と一緒になると、まず、二人の住まいとしての新しい家を建てます。 農村の一般的なタイ人の家よりも遥かに大きく、立派で、バルコニー等西洋スタイルの趣も取り入れているため、誰が見ても西洋人の家とわかるような家です。

家に前後して、車・バイク等の金のかかる乗り物を購入します。

タイに長期滞在するためには、西洋人の場合、50才以上で、それなりの資産がある人に発給される、リタイヤメント・ビザを取得して、タイで生活しています。若い人だと40代後半でリタイヤしてタイに来ている人もいました。
そのため、あえてタイ人女性と婚姻届を提出して、籍を入れるカップルはありません。

カップルが破綻するケース続出

さて、女性が不動産・乗り物を得て、生活のベースができると、どういうわけか、別の男ができることが多いようで、西洋人と喧嘩をして別れてしまい、男性はすべてを捨て本国へ、女性は不動産と乗り物を田舎において、また別の男性を探しに行くようです。

毎年田舎に戻った時に、残っている西洋人とビールを飲むことにしていますが、最近では、そこで知り合った西洋人男性のほとんどが本国に戻って行ってしまいました。
残っている西洋人は、タイ人女性とちゃんと籍を入れて結婚していた英国人と、10年以上も前からここで暮らしている、韓国人一人となっていました。

ここ1~2年に限れば、近くの農村にも、新しい外国人が暮らし始めたということはないようです。

インラック政権がクーデターで軍事政権になり、軍事政権下で、外国人に対するリタイヤメント・ビザの発給も厳しくなったと聞いています。
また、タイの通貨バーツも値上がりし、物価も年々徐々に上がっており、タイでの生活も、暮らしにくくなったようです。

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